第3回文学フリマ札幌レポート

7月8日、さっぽろテレビ塔2階にて、文学フリマ札幌が開催されました。

私たちのブースは「えー06」、去年と同じ番号でした。今日の記事は長い。

制作に3か月を要した作並のジオラマの下に、山田の本を色々並べて、5時間はあっという間でした。毎回なんですけれども。

写真はすでに3種類売り切れてる状態です。

3回とも皆勤賞で参加していますが、今回が一番売れたなあと思います。そして来年のハードルが高くなる。

今回のお品書きです。

◆ 邪叉狐 (写真×物語)

◆ 艶子 (詩、写真)

◆ 神さまの雨宿り(旅行本)

◆ それは過ぎ去った光の中~邪叉狐写真集~

◆ Notebook 寂し座のジェントルマンが過ごした不思議な12カ月

◆ 折り本 怪幽談3話セット、ジオラマの世界観を戯曲にした「砂岩の月」

◆ 小梅 小さなモフモフ物語

◆ 小梅モフモフTシャツ、布バッグ、ポーチ、巾着

◆ 淡水乙女 物語布バッグ

◆ セール品、ポストカード

◆ 既刊 2種 『夏眠(ナツノネムリ)』『ブックエンド・ホテル』

ファンタジー、妖怪、ゆるい実体験怪談、にゃんこモノ、さらに戯曲、写真集、旅行本まで色々出しました。山田の節操のなさが如実に表れている。そこに文芸賞受賞作品まで入り込んでいる。

高校生くらいの男の子が、「一体どれがメインなのですか」

はい。全部です。(笑) といっても、どれを読めば山田の作風をまず把握できるのかってことなので、説明しまして、『夏眠』と『邪叉狐』を買っていってくれたように思います。

ブースに来てくださったお客様の年齢層は、去年は中高年~年配の男性が多かったのに対し、今年は10代~20代の男性・20代~30代女性が多かったように感じました。

山田&作並の告知によるご来場以外のお客様の「ブース見に来た理由」は、

・インスタで小梅バッグを見て買いに来た

・パンフレットで名前(山田夏蜜)が気になった←読み方を聞きに来た

・受賞作ってなんだろなーと思って

・ジオラマすごいですね

・新聞に載ってたのでツイッターで検索したら小梅がでてきた

あとは、各作品の表紙に惹かれて手に取ってくださった方がとても多かったですね。

なので、文字しかない既刊の『ブックエンド・ホテル』は去年より売れませんでした。

文学雑貨に関しては、それだけを買いに来た方が2人おられました。

山田は、本とバッグ類のコンボ買いを狙って作ったんですが、はて(笑)

小梅本と旅行本はそんなに売れないと判断して少ししか作らなかったため、まさか1時間で売り切れるとは思わず…… 狙いが2つも外れたよおい。

おかげさまで、終了後は通販をしまして、無事発送も終わりました。

ブースと作品に関するまとめは、

*売れる売れないの判断は難しいので、制作した本は最低10部は持っていく

*表紙にしっかりこだわる

*もっと作品の種類があってもいいかな

*ショッパー(買い物袋)はたくさん持っていくこと

*作風を知ってもらいたくてフリーペーパーを配布したいが、回るだけで大変なのでなにかいい方法はないか

というところでしょうか。


ではここから、文学フリマの全体をみていきます。

130ブースと、去年よりさらに増えた会場は、スタート前からすでに人でギチギチで、ここに5時間で約1000人のお客様で賑わうので、とにかくフェス感がすごいです。

ですが。

あのですね、遠方からの参加作家さんは、帰りの飛行機の関係もあると思いますし、撤収に時間がかかるのもよくわかるのですが……

それにしては撤収早くないか?? ????? 今まだ14時だけども!!!!

というブースがいくつかありまして。

チカホで5年、天然石とハンドメイド雑貨の出店していた山田にとって、びっくりです。

ブース出店というのは、17時閉場ならだいたい16時50分くらいから、あからさまに片づけている感じを出さないようにして、最後まで販売するものです。

14時にブースを空っぽにしちゃうなんて、お客様に失礼ではないだろうか……。

15時半くらいにどうしても……なら分かるのです。せっかく札幌まで来てくれた作家さんの帰路、荷物重いしどうせならもう一泊してジンギスカン食って行ってほしい。

でも、札幌住みで14時に撤収ならば、明確な理由があってほしいです。

まあ、当日欠席のブースもありますし、その辺り自由ならばあまり言ってもなあ。

ただ。ただですよ。やはりブース出店は時間を最後まで使って一人でも多くのお客様と作品の縁を繋ぐ、って大事なことだと思うんですよね。


さらに運営面で今後こうなればいいなと思うこと。

・開催時間を長くしてほしい

→16時までは短い!と、当日仕事などで夕方から身体が空く知人など複数意見。さらに、ブースから外れて他のブースを見る時間がほとんどない。席を長く外すとお客様にご迷惑がかかるので、9時半から設営して10時半から作家さん同士の「内覧タイム」、そして11時開場にしてくれたらすごく嬉しい。しかも全ブースが一斉に動くとお互いのブースに人がいなくなるので、ブース番号「あ~う」が「え~お」のブースに15分訪問。次はその逆。会場内で入れ替え内覧するのです。それなら45分は必要か。なら設営開始を早めればよし。

・大勢の人が集中するので、最初から寒いくらい冷房入れてほしいです。外気温にもよりますが。


というわけで、大変長くなりましたが3回連続出場の山田、そして今回よりメンバーに加わった作並の作品をお手にとってくださり、本当にありがとうございました。

次回は北の妖怪展です。 これがまた乗り越えるハードルいっぱいさ。なんせ今年から展示なるものに参加しているので、学ぶことだらけです。




Alcyonn SAPPORO

札幌にて様々な活動をしている個人です。ヘアサロン経営からアート系、占い、雑貨制作、プロダクトブランディングと幅広く。主に個人や中小企業様とお仕事していますのでお気軽にお問合せください。

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